口腔内スキャナー とは
当院では、口腔内スキャナーを使用しています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)において、良い結果をもたらすためには、精密な歯型を取る必要があります。
従来は、シリコン印象により対応してきましたが、口腔内スキャナーは、お口の中を細部までスキャンして3Dでデータ化できるので、従来よりも精密な歯型を取ることができます。
つまり、口腔内スキャナーを使用することで、より精密で患者さまに合ったアライナーへと仕上げられるのです。
口腔内スキャナーを使用するメリット
・従来のシリコンよりも精密な歯型が取れるため、治療の精度が高くなるシリコンを口の中に入れる必要がなく、吐き気などの不快感がないので、患者さまの負担にならない。・スキャニングの結果をすぐに画面で確認できるため、歯型が不鮮明などの理由で、歯型の作り直しや再度の来院が必要ない。
・デジタル化された歯型のデータからすぐに治療計画を作成できるため、シリコンの歯型を海外発送する従来の方法に比べて、より早く治療計画のご説明や治療を開始できる。
・シリコンから製作する方法よりも歯に適合するアライナーを製作できるため、アライナーの装着感がよい。
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口腔内スキャナーを使用した治療のプランニング
治療開始前に治療終了後の歯並びの状態や治療終了の時期を把握でき、矯正治療全体のイメージを担当医と患者さまが共有することができます。当院ではこれらの口腔内スキャナーを駆使することにより、患者さまが安心できる快適な治療をご提供しています。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の確認事項
1.未承認医療機器等に該当
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医療機器です。
2.入手経路等
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、アメリカのアライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を通じて入手しています。
3.国内の承認医薬品医療機器等の有無
国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
4.諸外国における安全性等にかかわる情報
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、 1998年FDA(米国食品医薬品局)で医療機器として認証を受けています。
5.マウスピース型矯正装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。